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アルフォンス・ミュシャ画集 アール・ヌーヴォーの魔術師

GREAT ARTISTS Vol.5
『アルフォンス・ミュシャ画集 アール・ヌーヴォーの魔術師』は、アルフォンス・ミュシャの絵画集です。
アルフォンス・ミュシャは、1860年に現在のチェコ共和国のイヴァンチツェで生まれた。
アール・ヌーヴォー(新しい芸術)運動の代表的な人物として広く知られている。
1887年にパリに移り、アカデミー・ジュリアンで学び、書籍などの挿絵画家としてキャリアをスタートさせた。1894年に制作した女優サラ・ベルナールのポスターにより脚光を浴び、その後は多くのポスターや広告デザイン、書籍の挿絵などを手がけた。
ミュシャは最先端を行くイラストレーターでありながら、自国の宗教や歴史を描いた画家でもあった。
晩年のミュシャは、スラヴの芸術と文化への関心を深め、スラヴ叙事詩やスラヴ神話をテーマにした作品を制作し、チェコ人のアイデンティティと誇りを表現した。1939年3月、ナチスによる尋問により体調を崩し急死。(本文より)
本書には、ポスターや広告デザイン、書籍の挿絵のほか、スラヴ神話をテーマにした作品『スラヴ叙事詩』全20作を解説付きで紹介しています。

CONTENTS
Profile アルフォンス・ミュシャの生涯
Chapter01 魅力的な美人画と商品の象徴性
COLUMN サラ・ベルナールの肖像
COLUMN ミュシャの代表作、黄道十二宮
Chapter02 Illustration
イラストレーターとしてのミュシャ
Chapter03 スラヴ叙事詩、民族の歴史と神話
COLUMN スラヴ叙事詩の壮大な展示風景
スラヴ叙事詩1 故郷のスラヴ人
スラヴ叙事詩2 ルヤナ島のスヴァントヴィト祭
スラヴ叙事詩3 大ボヘミアにおけるスラヴ的典礼の導入
スラヴ叙事詩4 ブルガリア皇帝シメオン
スラヴ叙事詩5 ボヘミア王プシェミスル・オタカル2世
スラヴ叙事詩6 セルビア皇帝として戴冠するステファン・ドゥシャン
スラヴ叙事詩7 クロムェジーシュのヤン・ミリーチ
スラヴ叙事詩8 グルンヴァルトの戦いの後
スラヴ叙事詩9 ベツレヘム礼拝堂で説教するヤン・フス師
スラヴ叙事詩10 クジーシュキでの集会
スラヴ叙事詩11 ヴィトーコフ山の戦いの後
スラヴ叙事詩12 ヴォドニャニのペトル・ヘルチツキー
スラヴ叙事詩13 フス教徒の国王ボジェブラディのイジー
スラヴ叙事詩14 ズリンスキ将軍によるシゲトヴァールの防衛
スラヴ叙事詩15 イヴァンチッチェでの兄弟団学校
スラヴ叙事詩16 ヤン・アモス・コメンスキー、ナールデンでの最後の日々
スラヴ叙事詩17 聖山アトス
スラヴ叙事詩18 スラヴの菩提樹の下でオムラディナの誓いを立てる
スラヴ叙事詩19 ロシアの農奴制廃止
スラヴ叙事詩20 スラヴ民族の賛歌
Chapter04 図案集、紙幣、切手、そしてスケッチ