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    新関健之助作品集 第一弾は、SF漫画『ロケット・ルーン号の宇宙探険』です!!
    ※全十巻の予定です。

    ところで新関氏は、手塚治虫に「デッサンがヘタ」というトラウマを残した人物ではないかいう疑惑のある人物なのです。
    というのは、赤本漫画でデビューしたての若き手塚治虫が、当時東京の人気漫画家であった新関健之助に直接原稿を見てもらった。が、開口一番「こりゃひどい。デッサンがなっていない」と言われたそうで……きっとこれが一生のトラウマになったのではないかと勘ぐっているのですが、どうでしょう?

    余談はさておき、漫画の神様に「デッサンが出来てない」と言い切るだけあって、絵の完成度はズバ抜けています。(ただし戦前から活躍されている漫画家なので、動線などは全くなく、コマで割ってある絵本のような印象です)

    科学者風のお父さんが独自に開発したらしい「宇宙船ルーン号」に乗りこみ、地球旅行なんてもう古い古い、時代の最先端は宇宙旅行だよね〜ってな感じの軽いノリで、主人公のトムくんと二人で大宇宙の冒険に出発してしまいます。
    大丈夫なのかなと思っていたら、わずか数頁でルーン号は……。

    と……細かく書くとネタバレになるので、ざっくり内容を書きますと「宇宙船ルーン号」で4つの惑星を旅します。
    それぞれ、超高度な惑星だったり、原始的な惑星だったり、ものすごい寒い惑星だったりします。
    最後の星は、教訓めいた漫画全体のオチになる話なのですが、クリフォード・D・シマックの「都市」のラストを彷彿とさせる展開で、ゆったりとしたニイゼキ漫画が多い中、かなりシリアスな終わり方です。ぜひ御覧下さい!!!!

     

    国会図書館の元データから…

     

    明るさを調整して、ゴミを取って、吹き出しの文字を打ち直して完成!

    今回は元が二色刷り(朱色と濃い青色)だったこともあり、明るさ調整だけだと背景の紙ヤケを飛ばし切れなかったので、枠の外側だけマスクを作って薄いベージュ色で塗りつぶしました。同様に吹き出しの中も塗りつぶしています。
    文字に関しては、漢字の旧字体を新字になおし、読みやすさを考えてひらがなをすこしだけ漢字にしています。

     

    やはりSFは「絵」ですね〜、とにかく絵に魅力があります。

    新関健之助(にいぜき・けんのすけ) 1900年10月4日―1953年4月16日